自己投資

【ピンチ!】Webライターはもう必要ない?AIの弱点から見えた3つの生き残り策を解説します

困っている過去の私

「AIが文章を書けるなら人間は要らなくなるの?」

「10年後になくなる職業ランキングにライターが入っていた…」

「これからのWebライターはAIに仕事をとられてしまうのだろうか」

そんな不安を抱えていませんか?

結論は「大丈夫です。ただし条件付きですが。」

この条件付きとは、現状維持では厳しいということです。

何もしないでいるとあなたの不安は的中してしまうかもしれません。

この記事ではあなたがWebライターとして生き残るために知っておくべき有効な対策を解説しています。

記事に書いてあることを実践すれば、今からでも遅くありません。

最後まで読んでいただき、これからの仕事に向けて備えましょう。

この記事でわかること

  • AIライティングの5つの弱点
  • Webライターが生き残るためにするべきこと
  • AIツールを使う時に気をつけたいこと

AIライティングとは

AIツールを使って指示を出すと、あなたに代わりAIが文章を自動生成してくれます。これがAIライティングです。

AIライティングは、文章を生成する以外にも、文章の自動修正や構成などといった様々なことができます。

AIはなぜ答えられるのか

AI(人工知能)は大量のデータを学習・分析し、人間のように思考・学習・決定できるようプログラムされています。そのためたくさんのデータを分析してパターンを見つけ出し、質問に対する最適な答えを導き出すことができるのです。

実際にAIツールを使って質問してみると、以下のような回答が返ってきました。

質問内容によっては素早い回答が出にくいこともありますが、長くても30秒以内で回答がきます。

実際にAIライターの採用や研究に乗り出している企業

国内だと日本経済新聞社がAIを使った記事作成やサービスの研究をしています。例えば上場企業が発表する「決算サマリー」。決算データを元にAIが売上や利益、数字の背景などをまとめ、文書作成から配信に到るまで全自動で行っています。人の手は一切入っておらず、チェックや修正なしでコンテンツを提供しているのは驚きです。

海外では世界最大規模の通販サイトであるアリババが、AIを利用して事業を大きく成長させています。アリババでは複数のサイトで数百万の商品を扱うため、商品説明文の作成に膨大な時間が必要です。そこで記事作成の負担を減らすために「AIコピーライター」を開発しました。大量のデータから特徴を抽出し、1秒間に2万行のキャッチコピーを日々作り上げています。Webライターが逆立ちしても真似できない神業ですね。

最近では今月23日にマイクロソフト社がチャットボット(自動応答システム)「ChatGPT」を保有するオープンAI社に追加投資することが発表されました。マイクロソフト社はすでに2019年にも同社に10億ドルの投資を実施。AI技術の可能性に熱い注目が集まっています。

AIライティングの5つの弱点

AIライティングの弱点は主に以下の5つがあります。

  • 理解力が乏しい
  • 文章が不自然
  • 豊かな感情表現ができない
  • 新しいトピックへの対応が苦手
  • 適切な文脈の理解が難しい

1.理解力が乏しい

 人間の言語は文法や慣用句などの様々なルールを持っており、非常に複雑です。AIライティングは人間に比べて複雑な文章を理解する能力が限られているため、文章中に含まれるニュアンスや複雑な意味を理解することができない場合があります。

2.文章が不自然

人間の言語の複雑さは、文章の確実な翻訳にも支障をきたすことがあります。人間に比べて自然な文章を生成する能力が限られているので、文章中に含まれる語句や構文がやや不自然です。

3.豊かな感情表現ができない

 AIは与えられた条件に基づいて動作するようプログラムされています。感情や意識を持たないAIにとっては、感性を活かした表現や情緒を理解することは困難です。人間に比べて感情表現を理解する能力が限られていることもあり、正確に言語化することがうまくできません。

4.新しいトピックへの対応が苦手

人間は独自の感性や思考力を持って新しいアイデアを生み出します。 AIはデータベースからの情報を組み合わせることで新しいアイデアを生成しますが、新しいトピックに対しては適切な回答が苦手です。

5.適切な文脈の理解が難しい

人間の言葉はニュアンスや文脈によって意味が変わることがあります。AIは文章中に含まれる言葉だけで文章の意味を理解するため、文章の文脈を適切に理解することが難しいです。

AIツールに2つの異なる質問をしてみました。その回答を見比べてみると「AIっぽさ」を感じ取れるのではないでしょうか。

1つ目の質問に対しては1つの答えしかないので、AIの持っているデータから抽出して的確に答えることができます。

しかし2つ目の質問に対してはおかしな表現が混ざっています。「冬は白い雪が舞い、温かい風が吹き抜ける季節」だと表現していますが、暖かい風とは何を指すのでしょう?温風ヒーターの風のことでしょうか。

回答の内容は天気か風のことに限定されており、文末が単調で味気ない文面です。人間は経験から対処することができますが、AIはデータで全てを処理します。データがないものに対しては臨機応変な対応ができません

当然ですがAIには五感がないので、人間が体感で得るような感触を自然な言葉遣いで補うことは難しいです。
AIの技術は日々進化しており解消されているものもありますがAIの特性上、弱点を完全に解消することは難しいでしょう。特に人間のような自然なコミュニケーションをとることは、AIにとっては解消が難しい課題です。

Webライターが生き残るためにするべき3つの対策

  • AIと人間で役割分担する
  • ライティングスキルを向上させる
  • マーケティングを学ぶ

では順番に解説します。

1.AIと人間で役割分担する

AI時代にWebライターが生き残るためには、AIと競合するのではなく協業することが重要です。

文書作成はAIライティングに任せ、人間は「キーワード選定」や「文章の修正」などに時間を割きます。AIライティングをうまく使うことで、文章作成にかかる手間や時間を大幅に節約でき、記事量産も叶うため、Webライターの単価と売上アップにもつながりますね。

「AIツールに何を書かせるか」

「どこに手を加えてAIっぽさを消すか」

「人間が時間を割くべきところはどこか」

AIライティングによる文章生成はまだまだ発展途上です。人間による校正や修正なしに論理的な文章に仕上げることは難しいため、「編集」が重要になってきます。AIライティングを使うことでWebライターが担うタスクが変化することを認識し、AIとの共存スキルを上げていきましょう。

2.ライティングスキルを向上させる

AIライティングが発達しているからこそ、Webライターのライティングスキルの向上が求められます。なぜなら正しいスキルがなくては、AIライティングが作った文章を修正したり磨きをかけることはできないからです。

さらにWebライターという仕事は参入障壁が低く、誰でもできると思われている節があります。そのためAIにあっという間に乗っ取られるという憶測が立つのもうなずけるところ。実際のところ、ライティングスキルを甘く見ているライターは多く、レベルの低い文章しか書けずに消えていく人はたくさんいます。

これからのWebライターはライターと同士はもちろん、AIとのスキル勝負です。どんな技術が発達しても自信を持って仕事にあたれるよう、ライティングスキルを磨いておきましょう。

3.マーケティングを学ぶ

Webライターが書くコンテンツを効果的に伝えるためには、マーケティングの知識を持っていることが望ましいです。

マーケティングには、ターゲットの認識、顧客ニーズの分析、メッセージの伝達、広告やプロモーションの手法などが含まれます。Webライターがマーケティングの知識を持っていれば効果的なコンテンツを作成し、ターゲットに適した方法で届けられるようになるでしょう。

AIには読者が抱えているニーズを読み取る力がまだないので、分析する力を備えることで人間にしかできない能力をしっかり身につけておくことが、Webライターとして生き残るために有効です。


3つの生き残り策に共通することは「学ぶ姿勢」。Webライターは技術やトレンドに対して常に積極的に学び、更新し続けることが大切です。

AIツールを使う時に気をつけたいこと

WebライターがAIツールでコンテンツを作りそのまま掲載して投稿する場合には、リスクをはらんでいることを知っておく必要があります。

以下で紹介するのは、数万人を騙したあるAIライターの出来事です。

米国カリフォルニア大学の研究者であるリアム・ポーア氏は、最新AIツール「GPT-3」を用いてブログの記事を生成して投稿し続けました。

その結果、AIがほぼ全文を作成しているにもかかわらず、何万人もの人々がこのブログは通常のブログだと騙されたのです。さらに驚いたことに、記事の中の1つがニュースサイトのトップページに掲載されるまでになっていました。

AIツールの利用に関しては、Google のガイドラインにも注意が必要です。下記の内容に当てはまる場合は、検索対象から除外される可能性があることを明示しています。

スパム行為のある自動生成されたコンテンツ(「自動生成コンテンツ」)とは、独自の価値を生み出したり、十分な価値を付加したりすることのない、プログラムで生成されたコンテンツのことです。ユーザーの役に立つためではなく、検索ランキングを操作することを主な目的として生成されます。自動生成スパム コンテンツの例としては、次のようなものが挙げられます。

  • 検索キーワードを含んでいるが、文章としては意味をなさないテキスト
  • 自動ツールで翻訳されたテキストが、人間によるチェックや編集を経ずに公開されたもの
  • 品質やユーザー エクスペリエンスを考慮せず、自動プロセスで生成されたテキスト
  • 類義語生成、言い換え、難読化などの自動化手法を使用して生成されたテキスト
  • フィードや検索結果の無断複製によって生成されたテキスト
  • 複数のウェブページからのコンテンツを、十分な価値を加えることなくつなぎ合わせたり組み合わせたりしたもの
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー

AIライターが書いた文章を誰の手も介さず世に出すことは、リスクが伴い危険です。AIに丸投げせず、Webライターの目でコンテンツの内容をしっかり確認してから、世に送り出しましょう。

AIに負けないWebライティングスキルを身につける4つの方法

1つ目の方法は「読書」です。多くの文章を読むことで、様々な表現方法や言葉の使い方を学ぶことができます。文章の書き方を紹介している本で学習すると、文章術の理解が深まるのでおすすめです。

2つ目は「筆写」です。書き写しをしてみると、語尾や文末表現を通じて文章のリズムを学べたり、自分の文章とは読点の位置が違うことに気づいたりするでしょう。「嫌われる勇気』の著者である古賀史健氏は、上達のコツとして「好きな文章の筆写」を勧めています。

3つ目はさらにスキルアップするために「書くこと」を習慣づけましょう。毎日5分だけでも書き続けていけば、1ヶ月後のあなたの文章力はグッと上達します。書く時のおすすめツールは無料で使える「note」です。誰でも簡単に文章を投稿できるので、文章を書く練習と習慣付けにぴったりです。

ライティングスキルを身につける4つ目の方法は「添削を受ける」ことです。自分が書いた文章を人に読んでもらってフィードバックを受けると、上達するスピードも効果も格段に上がります。特におすすめなのはライティング専門のスクールに入って、Webライターとして現役の講師から添削を受けることです。

Webライターは単に正しい日本語の文法で文章が書けるだけではいけません。Web上に文章を書く時のルールや欠かせないSEOの知識、クライアントワークのやり方など、Webライターとして学ぶべきことは文章以外にも多岐に渡ります。体系的に学ぶなら独学よりライティングスクールのほうが無駄なく効率的で、時間的にも金銭的にもトータルでお得です。

おすすめのライティングスクールはWritingHacksです。全100本以上の動画には具体的なライティングスキルや秘訣が散りばめられており、ちゃんと書けるようになります。また全3回の課題提出では、不安だった自分の文章の良いところを教えてもらえたり、改善点は具体的な例文を示してもらえたりするので、アドバイスを次に活かしやすいです。ライティング初心者でもきちんと書ける・稼げるWebライターになれる方法を学べます。

実際に受講しましたが、スキマ時間を利用し動画を繰り返し観て勉強しました。スマホでも見れるので便利です。受講したその月にお仕事案件に挑戦することができ「講座を受けただけ」にならずとても満足しています。WritingHacksの講座案内ページはさっぱりしていますが、内容は確かです。コンテンツがピンポイントで並んでいるので、順番通りに視聴して課題をこなせば未経験でも迷うことなくスキルを身につけることができます。いまいち知識やスキルに自信のない経験者の方でも学び直しに役立てられるでしょう。きちんとしたスキルが身につけば単価アップも望めますね。

WritingHacks

これからのWebライターはAIと協業しながらスキルで勝負

AIライティングの時代はすでに始まっています。

AIツールの登場を不安視する声がありますが、決して脅威ではありません。AIを駆使して多くのメリットを享受することができれば、AIツールはWebライターの味方になります。

人間がやるべきことをしっかり見極めて知識とスキルのアップデートに励み、AIを使いこなせるWebライターを目指しましょう。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

くろまめ

HSS型HSP×ACで2児の母|子育てで忙しくてもできる|リスクヘッジが苦手なHSPでもできる|不安を減らすための資産形成|『情報過多にならない』『直感的に分かりやすい』『答えが見つかる』をモットーに発信。

-自己投資